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健康コラム

Vol.015 「音の心理効果 」~ なぜ風鈴は人を涼しくさせるのか ~

 

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音で涼をとる

日本独特の文化・風鈴

 

今年も暑い日が続いております。空調できちんと体温管理することも大事ですが、暑さと上手に付き合うことも、生活の知恵といえるでしょう。

特に「音で涼をとる」のは日本の夏特有であり、風を音色に変え、その風情を楽しむ風鈴は「日本の音の文化を象徴するもの」ではないでしょうか。

風鈴とは、家の軒下などに吊り下げて用いられる小型の鐘鈴で、そよ風が吹くだけでも、短冊が揺れ動いて舌が釣鐘に当たり、音が鳴るという仕組みです。風鈴の原型は、奈良から平安時代にかけて占いの道具として中国から入ってきた風鐸(ふうたく)だといわれています。

当時は銅や鉄製だったので、音色も異なっていたようです。風鐸を軒下に吊るしておけば、魔物がその音を嫌って中に入ってくることができないとされ、魔除けとして使われていました。

 

 

魔除けだった風鈴が、

戦後、夏の風物詩に

 

鎌倉時代になって風鐸は陶器でも作られるようになり、浄土宗の開祖である法然が風鈴(ふうれい)と名付け、17世紀に入ると「ふうりん」と呼ばれるようになったそうです。

江戸時代になると、青銅製の多かった風鈴にガラス製が登場します。当初ガラスは輸入か長崎でしか手に入らなかったので、大変高価でした。それが江戸末期になって安価になりガラス製の風鈴が江戸の街に広まりましたが、この時代でも風鈴の主な役割は魔除けでした。

意外にも夏の風物詩として風鈴が広まったのは戦後になってからで、比較的最近のことなのです。ちなみに風鈴の色は、戦前は魔除けを意味する朱色だったのですが、戦後はより涼しさをイメージさせる青色に変わっていきました。このように風鈴は時代とともに意味合いも変わってきたのです。

 

 

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風の記憶を呼び起こす

風鈴の音に涼しさを感じる

 

 

現代の日本人にとって風鈴の音は、「風」を強くイメージさせます。湿度が高い日本では、気温の変化が無くても風が吹くことにより体感温度が下がるため「涼しい」と感じることができます。サーモグラフィーを用いた体表面の温度変化を調べた実験でも、「風が吹いている」という記憶を想起させる風鈴の音が、冷感を生じさせることが観測されており、同時に行ったアンケート調査でも「涼しさ」を感じる方が多くみられました。この現象はおそらく中枢での条件反射によるものと考えられます。

「風」が「涼しい」ことを何度も学習し経験することで、「風の記憶」を呼び起こす「風鈴の音」が条件刺激となって、「涼しさ」を感じさせるのではないでしょうか。この夏は風の奏でる音に耳を傾け、ほんの少しでも暑さを忘れてみてはいかがでしょうか。

Vol.013 「気象とからだ」 

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気温・温度の急激な変化で起こる「気象病」

 

気象は、こころとからだ、さらには動植物にも大きな影響を与えています。特に日本では四季の影響もあり、様々な変化がからだのいたるところに現れます。それらの病気を「気象病」や「季節病」といいます。気象病は前線の通過により、急激な気圧と気温と湿度の変化で生じます。主な病気としては、これまでお話してきた梅雨の関節痛、暑い日の熱中症、寒い日の風邪などがあります。

季節病はより長期的な天候の変動によって引き起こされ、基礎代謝や自律神経が大きく狂うことで生じます。例えば狭心症や脳卒中などの循環器疾患は、特に冬季の高温多湿の日に多く発生しているので注意が必要です。このように様々な気象が無意識のストレスとしてからだに負荷をかけ続けているのです。

 

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雨の日に関節痛が気になりませんか?

 

 

自覚しにくい気圧の変化に からだは反応

 

例えば気象の中でも自覚しにくい気圧の変化にも、からだは敏感に反応しています。気圧とは空気の重さであり、気温や標高が高くなると低気圧になり、逆に気温や標高が低くなると高気圧になります。からだは、高気圧になると自律神経が活発になりストレスに対抗するための反応が起こり、低気圧になると自律神経が不活発になり休息をとるための反応が起こることがわかっています。

気圧といえば、飛行機による体調の変化があります。飛行機に乗っているとき耳が痛くなる経験をした人は多いのではないでしょうか。飛行機内の気圧は離陸後から徐々に下がり高度1万メートルでは0.8気圧になります。このため健康な方でも耳鳴りを起こす方がでるのです。また気圧の変化に敏感な幼児の場合には、離着陸時に交感神経が過剰に亢進され泣き出すことが多いのです。

 

 

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過去最高の猛暑の可能性も・・・。体調管理にご注意を!

 

人間は何世代にも渡って同じ地域に暮らすことで、少しずつ環境に順応していっています。一例として日本人は降水量の多い地域で暮らしてきたこともあってか、多湿の不快な環境に対してアメリカ人よりも耐えられるという報告があります。四季は民族の文化だけでなく、生物学的な「体質」といったものまで育んできたのかもしれません。

今年の夏はラニーニャ現象が発生し、専門家によれば過去最高の猛暑を記録する可能性もあるとのことです。いつも以上に夏バテ対策に気をつけて、家族皆さまで健康にお過ごしください。

Vol.012 「水と健康」 ~みなづき」は水無月ではなく水張月だった!?~

フコイダンは、沖縄もずくなどの海藻のヌメリから生まれており、”水”とは切ってもきれない関係にあります。そこで今回は、水と健康についてお話ししたいと思います。

 

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古くから、水とつながりが深い「6月」

 

日本では、6月を水無月(みなづき)と呼びますが、6月の呼び方にはいくつか説があります。文字通り、梅雨が明けて水が無くなる月という説が多いのですが、他にも「田植え後に田んぼに水を張る必要のある月」という意味で「水張月(みづはりづき)」や、水無月の「無」は「の」を意味する連体助詞「な」であり「水の月」、とする説もあります。正解はどうあれ、6月は水とつながりの深い月なのは確かでしょう。

 

 

人は絶妙な「水分」のバランスで、生きている

 

人と水のつながりは深く、様々な面に及んでいます。そもそも地球は水の惑星といわれ、全体で約14億km3もの水量があると言われています。生命はこの広大な海で誕生し、長い年月を経て様々な環境の変化に適応し、活動範囲を広げてきました。その結果、人は水の少ない陸上においても、体内のミネラルと水分を一定に維持できるようになりました。このメカニズムは、アルドステロンやパラトルモンなどのホルモンと臓器によるもので、血中のナトリウム、カリウム、カルシウムのバランスをコントロールし、尿量、浸透圧などを調整して、体内をきめ細やかに制御しています。そのため、もし体内の水分が20%減少したり、あるいは逆に15%増加したりするだけで、人は死に至ってしまいます。ここまで急激な変化ではないにせよ、水に関連した病気は多く、主なものだけでも循環器(脳梗塞や心筋梗塞)や消化器(尿路結石、便秘)、生活習慣病(痛風)などがあります。

 

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エアコン28℃。湿度が60%以上だと、涼しくならず?

 

体内だけでなく、水は間接的にも人に影響を与えています。この時期は雨が増えて湿度が高く、室内は必然的に湿気が多くなります。しかし、さらに湿気を発生させている要因は人なのです。そもそも人の体温は、食事や呼吸で生じた熱エネルギーが体外へ放熱されることにより、一定に保たれています。この放熱の内、約30%が発汗による水分蒸発で放出されます。しかしエアコンによって室温が高温高湿や低温低湿になると、水分蒸発量が著しく変化し、体温調節機能が乱れてしまいます。例えば政府の提唱している省エネ温度は、夏は28℃といわれていますが、湿度が60%以上だと涼しいと感じません。ところが湿度が50%以下になれば、ほとんどの人が快適に感じるそうです。従って「調湿」(湿度を適切に調整すること)が重要です。発汗を適度に促すため、また体を健康を保つために、温度だけでなく湿度に注意を払い、これからの暑い季節を乗り切っていきましょう。

 

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Vol.011 「食中毒」

山陰地方も本日、梅雨入りしました。フコイダンを飲用されているお客様からもよく聞きますが、この時期やはり心配なのが、「食中毒」です。万が一、体調が元々良くない時に、食中毒で当たってしまったら、重篤な状態に陥る危険もあります。ここで、少し食中毒について、おさらいをしてみましょう。

 

 

カンピロバクターとノロウイルスで、全体の6割を占める

 

食中毒は一般的に6月から10月頃の夏場に多く発生します。微生物の汚染や増加によるものだけでなく、毒を持つ植物や魚、有毒な化学物質を含む食品によっても起こる可能性があります。大部分は細菌性の食中毒で、海に常在している腸炎ビブリオは未加熱の魚介類から、サルモネラやカンピロバクターは生食や加熱不足の肉類から主に感染します。厚生労働省の発表(平成24年度食中毒発生状況)によれば、カンピロバクター及びノロウイルスの食中毒だけで全体の6割を占めており、ノロウイルスは11月~3月、カンピロバクターは4月~10月に多く発生し、一年中食中毒の危険性があるといえます。

 

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予防の基本は、今も昔も変わりません!

 

カンピロバクターは、牛肉、豚肉、特に鶏肉の生食や加熱不十分により感染するケースが多いです。潜伏期間は2~7日で発熱、倦怠感、頭痛、筋肉痛等の症状があり、吐き気、腹痛などが見られます。予防には加熱・殺菌はもちろん、生肉を使ったまな板から野菜への二次感染を防ぐことも重要です。また、未殺菌の飲料水や牛乳を飲まないようにしたり、イヌやネコなどのペット、野鳥の糞による汚染を注意することで、食中毒を予防することは可能です。

予防の基本は、時代が変わり新しい技術ができても、大きくは変わりません。食中毒予防の三原則は、食中毒菌を「付けない、増やさない、しっかり殺す」です。菌を持ち込まず、食べ物は上手に保管し、十分に加熱して調理するなどして、食中毒を予防したいものです。

Vol.009 「免疫力が低下すると大人も危険!とびひ(飛び火)」

 

つい掻こうとするその指、ちょっと待って!

 

初夏を迎え、平均気温や湿度が上がると、小児を中心に流行する病があります。とびひ(飛び火)です。

とびひは正式には伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)という皮膚の細菌感染症です。水ぶくれやかさぶたができ、火が飛ぶように広がっていくことから、この名が付いたと言われています。

とびひは皮膚にできた傷、例えば虫刺され、あせも、アトピー性皮膚炎などを掻いた傷に細菌が感染することで発症します。この細菌は通常皮膚などにもいる黄色ブドウ球菌や溶血性レンサ球菌(溶レン菌)などです。

 

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梅雨を迎える前に “清潔な体”で対策しましょう!

 

症状は主に2種類あり、一つは水ぶくれができるタイプ。これは主に黄色ブドウ球菌が原因で、夏期の子供に多く見られ、目・鼻・口の周りから広がっていきます。もう一つはかさぶたなどの症状があるタイプです。こちらは溶血性レンサ球菌が原因で、季節・年齢に関係なく、全身に発症します。

いずれの場合でも、水ぶくれやかさぶたの内容物には細菌や毒素があり、周りの部位や他の人に広がらないように気を付け、お風呂も湯船よりシャワーの方がよいでしょう。治療は抗生物質などの飲み薬と塗り薬が中心になります。時には黄色ブドウ球菌などが耐性を得て多剤耐性菌に変化することもあるので、医師の指示通りに薬の服用期間等をキチンと守ることが重要です。

また、これらは食中毒の原因菌でもあります。爪を切り、皮膚を清潔に保って、梅雨に向けた健康対策をしておきましょう。

Vol.008 「スマホがもたらす現代病」

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60歳以上の所有率も27.8%に

 

高分子もずくフコイダン「フコミン」を利用されている方の年代は比較的高く、50~70代の利用が最も多いのですが(最近は30~40代の利用も増えていますが)、それでも実感するのが、近年のスマートフォン利用の急増です。2011年頃から急激に増え始め、2015年にはシニア層(60才以上)の利用率も、27.8%になったそうです。フコイダンをご愛飲なさっているご家庭でも、家族みんながスマートフォン、という方は珍しくないのではないでしょうか。しかし、多くの方がご存じのように、便利さの反面、肩こりやドライアイ、不眠など体の不調を訴える人が増えてきており、海外では早くから社会問題化しています。近年このような症状を訴える方が急増している背景には、モバイル端末の普及、携帯性向上や使用する際の「姿勢」が関係していると思われます。

 

想像以上に負担のかかる 長時間の前かがみ

 

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スマートフォンやタブレットは、従来のパソコンよりも前傾姿勢になりやすく、どこでも使用できるため利用時間も長くなりがちで、重い頭部を支える首や背中の筋肉には想像以上に負担がかかっています。これにより引き起こされる肩こりや首の痛み、しびれなどの症状は「ストレートネック」、「iPadショルダー」などと呼ばれ、筋力の弱い女性や高齢者は特に注意が必要です。さらに、液晶画面から発せられる光には、網膜まで届きやすい特徴をもつ「ブルーライト」が多く含まれているとも言われており、疲れ目やドライアイを引き起こしたり、脳の活動に影響を与え、不眠などの睡眠障害を引き起こすと考えられています。

 

ストレッチや軽いエクササイズを大切に

 

モバイル端末は便利なだけに、ついつい長時間のめり込んでしまいがちですが、体に蓄積される疲労は少なくありません。初めは小さな痛みや違和感でも、放置すれば重大な合併症につながる時もあります。せっかくフコイダンなどのサプリメントを利用して、体の健康を考えても、スマートフォンで障害を抱えてしまっては意味がありません。既に症状があり、利用を中々自分で抑制できない方は、早めに医師に相談するのが良いでしょう。また予防・対策としては、同じ姿勢を取り続けないこと、さらに休憩や軽いエクササイズを合間に挟むことが大切です。普段から猫背にならないように気を付け、寝る前の使用も控えるなどして、できるだけ上手に携帯機器と付き合っていきましょう。

Vol.007 「関節痛をやわらげましょう」

当社フコイダン研究のテーマの一つにもなっていますが、家の上り下りが大変、ほんの少しの高低差でふらつくなど、大勢の方が悩む問題。しかも、実はこの時期こそ気を付けなければいけないことがあると、ご存じでしたか?

 

お天気や精神的ストレスが痛む原因に

 

今日の天気は大丈夫かな?と思っていると急に雨。梅雨の時期は天気が不安定になりがちです。この天気に合わせるかのように腰や関節が痛んできたこと、ありませんか?これは気温の変化や気圧の低下が関係していると言われています。何故痛みを訴える人が増えるのか、このメカニズムはまだ分かっていませんが、いくつかの推論を立てることができます。

現在考えられている説の1つが血管の縮小です。気温が急に変化すると、血管が収縮して関節周辺の血液やリンパ球の流れが悪くなり、痛みに関連する物質が溜まることで症状が悪化すると考えられています。また気圧の低下も同様に、炎症に関わるヒスタミンという物質の分泌が増加したり、体内と外気との気圧差によって痛みが生じたりすると言われています。さらに、精神的なストレスが原因の場合もあります。この時期は雨がよく降り、薄暗い日が続きます。人は暗い環境にいると心理的ストレスが増大し、痛みを感じやすくなることがあるようです。フコイダンを飲んでいるお客様からも、そのようなお声を頂いたことがありますね。

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夏の前に環境を整え、症状をできるだけ軽く

 

関節の骨と骨との間には関節軟骨、大腿骨(だいたいこつ)と脛骨(けいこつ)、さらに半月板があります。これは体重を支えたり、衝撃を和らげるクッションの役割を果たしています。加齢とともに軟骨が磨り減ると骨も変形し、炎症が生じ、腫れや痛みが生じやすく、症状が進行すれば変形性膝関節症などの病気にかかる恐れもでてきます。この病気は比較的女性に多く、特に肥満、O脚の方は注意が必要です。

この時期の対策は大きく分けて2つあります。1つは「生活の中で関節にかかる負担をできるだけ減らすこと」です。食べ過ぎによる体重の増加、サイズの合わない履物、急激な運動、これらに気を付けることで少しでも関節への負荷を軽減することができます。2つ目は「気圧や温度の変化を最小限に抑えること」です。汗をかいた衣類はすぐ替える、寝具もしっかり除湿する、浴室、脱衣所は暖めた上で入浴する、といった対策が有効です。フコイダン豊富なもずくなど、すっきりしたものを食べて体を養うのも大事ですが、夏を迎える前に少しでも過ごしやすい環境を整え、快適な生活を送りましょう。

Vol.006 「疲労回復と入浴」

 

ご存じでしたか?アイルランドに伝わる「海藻風呂」

 

 

現代では、健康志向の高まりに合わせて、世界中で様々な商品やサービスが生まれています。中でも、フコイダンなどが豊富な「海藻」は、そのヌメリや成分が肌や髪にも良いと人気があり、ヨーロッパでは”海藻スパ”もあるそうです。

海藻を入浴剤として利用する風習は、アイルランドの一部地域では実際に伝えられています。元々は、北西部に住む漁師たちが、疲労回復や筋肉疲労のために、何世紀も前から伝統療法として、始めたそうです。この地で採れるワカメは特に上質で、海水を沸かした熱いお風呂に海藻を入れると、時間が経つにつれてエキスがしみ出て、褐色に変化します。この湯がリウマチにも良いと評判で、肉体労働者以外にも、遠方からお年寄りが訪れていたようです。

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入浴方法の工夫が、疲労回復を早める

 

このような「入浴」の力、間もなくGWを迎え、楽しいながらもクタクタになりそうな私たちも、しっかり生かしたい所です。観光や外出は精神的な疲労の解消に繋がりますが、逆に肉体的な疲労をためて体を痛めてしまっては本末転倒です。フコイダンのような機能成分の摂取を気にかけるだけでなく、睡眠、入浴、食事そして疲労回復期の軽い運動に工夫を凝らすことが、疲労回復を早める秘訣です。入浴すると、体が温められ、血行が良くなります。血行が良くなると、体内で酸素と栄養分の供給・老廃物と二酸化炭素の排出が円滑に行われ、筋肉の疲労や凝りを緩和します。半身浴(下半身だけが湯船につかる状態で入浴)は疲労回復に有効な入浴法です。下半身を暖め、上半身で発汗を促す効果があり、さらに、体にかかる水圧も小さいので、心臓にも負担をかけません。

 

「温冷交互欲」は効果的だが、体調にご注意を!

 

 

温冷交互浴も、効果的な入浴法です。お風呂で3分程度体を温めた後、冷たい水(温度差は30度くらい)で手、足、または筋肉痛を感じる部分を10秒ほど冷やします。これを3~4回繰り返すと、血管が伸縮して血行が良くなるため、疲労回復が早まります。

入浴には注意すべき点もあります。入浴は、かなりの体力を使います。湯あたりしないよう、極端に熱い湯につかったり、長時間入浴したりすることは慎しむべきです。発汗で失われた水分の補給もお忘れなく。また、入浴直後に血圧が上昇し、その後低下していく、という激しい変化を引き起こすため、高血圧・低血圧の方は、特に注意が必要です。

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入浴で、日々のストレスを癒しましょう

 

まだまだ、花冷えの季節。かけ湯をしたり、脱衣所・浴室を保温するなどの工夫をし、急激な温度変化が起こらないよう注意しましょう。また、温冷交互浴は、血圧が高い方、心臓、肝臓など内臓に持病がある方、体調の思わしくない時は控えたほうが良いです。フコイダンを愛飲されている方は、特にご高齢の方が多いので注意が必要です。

とはいえ、お湯にゆっくりとつかると、心のストレス解消にも役立ちます。心身の健康を維持し、萌黄色の季節を満喫しましょう。

Vol.005 「春先はバランスよく栄養摂取」

栄養はバランスよく、と良く言われます。フコイダン(食物繊維の一種)のように、ヒトが体内で生成できない成分は、食物で体に取り入れるしかありません。特に季節の変わり目は、実は栄養バランスに注意が必要なのです。皆さまはご存知でしたか?

 

季節の変わり目・春は栄養管理を大切に

 

春先になると徐々に気温も上昇し、暖かくなってきます。暖かくなってくると新陳代謝も活発になってきます。新陳代謝とは汗をかく、垢がでて新しい皮膚がつくられる、体内に蓄えられたエネルギーを消費するなど体内の古い物質が消費、排出され、新しく作られた物質と入れ替わることです。もともと人を含め動物は寒い冬場には食糧が少なくなるため秋に豊富な食べ物から栄養を摂り、冬には最小限のエネルギー消費で暮らします。そこで春先には冬に消費されなかった余分なものを消費、排出し、新たに栄養を取り入れて身体をもとの状態に戻します。現代の人間の社会では季節に関わらず食糧が手に入り、年中十分な栄養を摂ることができるようになりましたが、この代謝のリズムは大きく変わっていないと考えられます。「フコイダン」が含まれる海藻類も、日本人が古くから食してきたものです。ですので現代では秋に栄養を摂取した後、年末年始など冬に食べ過ぎになり、体内に脂肪などとして蓄えられやすくなる傾向にあります。そこで新陳代謝の活発になる春先に栄養管理をすることが重要になってきます。

 

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ビタミンB群が代謝を良くする!?

 

代謝に関わる栄養素として知られている代表的なものとしてビタミンB群があります。ビタミンB群とは、水溶性ビタミンのうち、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビオチンの8種の総称です。その中でもビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸が特に新陳代謝と関わっていると考えられます。ビタミンB2、ナイアシンは脂肪、炭水化物、タンパク質の代謝、ビタミンB6はアミノ酸の代謝、ビタミンB12はアミノ酸や脂肪酸の代謝、葉酸はアミノ酸や核酸の代謝に使われます。ビタミンB2はレバー、アーモンド、鶏卵などに、ナイアシンはカツオやサバなどに、ビタミンB12は海苔、貝、魚などに、葉酸は新鮮な緑黄色野菜や果物などに多く含まれます。これらは疲労物質の代謝を高めたり、疲れに関与しています。

 

 

調理法・栄養を考えてバランスの良い食事を

 

よく耳にするビタミンCはレモンなどの酸味の強い柑橘類に多く含まれていると思われていますが、意外なことに春が旬である食品を例にすると、イチゴ、春キャベツ、菜の花、えんどうまめなどの方が多く含まれています。しかしビタミンB、Cはともに熱に弱く水に溶け易いため調理には注意しなければなりません。焼き物や揚げ物ではなく、サラダや刺身といった生食か、もしくは汁まで味わえる煮物やスープが栄養学的に良いのではないでしょうか。

春先にはいろいろな植物が芽吹き始める季節でもあります。フコイダンが豊富に含まれるもずくも、春先から収穫時期を迎えることは、意外と知られていません。ですので春先には旬の野菜や海藻といった様々な食材を、栄養にも配慮した調理方法でバランスよく食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。

Vol.004 「春散歩、始めましょう」

フコイダン研究を行なっている海産物のきむらやの本社は、鳥取県境港市にあります。先日の入社式では、鳥取大学名誉教授の池田匡先生のご講演があり、そこで、鳥取県民は実はとても「歩かない」県民と聞いて驚きました。(1日の平均歩数で、47都道府県中、男性47位、女性45位!?だそうです)。もずくでフコイダンを摂るだけではいけないですね。健康のためにも、もっと歩かないと!今回は、「春散歩」ついて、お話したいと思います。

 

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ハーバード大学の研究で明らかに。散歩は骨粗しょう症や「うつ」に有効?

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散歩は、手軽にできること、誰でも簡単に始められること、自分の体調や体力に合わせて行うことが出来ます。費用も多くはかかりません。始めるのにきわめて敷居の低い運動といえるでしょう。緩やかな運動ですので、散歩は有酸素運動になります。心肺機能の改善効果や、体脂肪燃焼の効果が期待されます。このことは肥満解消につながります。また、骨粗しょう症の予防にもなります。肉体的な改善効果にとどまらず、心の健康に対しても効果的です。ハーバード大学医学大学院のホームページによると、早く歩く運動を35分間、週5日、または60分間、週3日行った場合、軽度・中程度の「うつ」に対して大変良い効果があったとの研究を紹介しています。運動を行うと、多幸感をもたらすエンドルフィンの働きが活発になること、さらに抗うつ作用のある別の物質、ノルアドレナリンの働きも刺激することがその効果の原因ではないかとのことです。

 

健康成分を摂るだけでなく、気持ち良い季節には、ぜひ運動も

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厚生労働省より、「健康づくりのための身体活動基準」が公表されています。それによりますと、生活習慣病予防のために、64歳までの成人は8000歩、65歳以上の方は6000歩の散歩を目標に掲げています。最初は無理をしないようにして、継続して行うことをお勧めします。気候が穏やかなだけでなく、多くの花が咲き、新緑もまぶしいこの時期は、気持ちよく散歩するのにとても良い季節です。フコイダンのように健康的な成分を摂ることを心がけるのも良いですが、やはり運動は大事です。軽い準備運動を行った後、健康増進への一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。