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健康コラム

Vol.010 「歯と口の健康週間」

きむらやのフコイダンのご愛飲者には、歯科医をされている方も少なからずおられます。また、その担当医に勧められて購入したという方もいらっしゃいました。フコイダンと「歯」には、何気に密接な関係があるのかもしれません。そこで、今回は「歯」をテーマに触れてみたいと思います。

 

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「歯と口の健康週間」をご存知ですか

 

厚生労働省、文部科学省、日本歯科医師会、日本学校歯科医師会、都道府県歯科医師会が6月4日から6月10日までの1週間を「歯と口の健康週間」と定めて、歯と口の健康に関する正しい知識の普及と啓発を推進しています。

歯科疾患の予防に関する適切な習慣の定着を図り、その早期発見及び早期治療等を徹底することにより歯の寿命を延ばし、国民の健康の保持増進に寄与することを目的としています。

昭和3年に「むし歯予防デー」から始まり、「歯の衛生週間」として知られてきましたが、平成25年の歯科衛生保健法施行に伴いこの名称になりました。歯のみではなく口腔やその周囲等のケアを行うことが健康に良いことがわかってきたからです。

 

口腔ケアが全身の健康を守る

 

そもそも口の役目は、「食べる」、「呼吸する」、「話す」、「表情をつくる」など。生きるために大事な役目を果たす口腔を健康的に管理する手段として、最も効果的なものは歯磨きに代表される歯のお手入れです。食べかすなどが口の中に残っていると、口の中にいる細菌によって分解されて酸がつくられ、歯が溶け虫歯(う歯)になります。

軽く考えがちですが、近年の研究で、口腔内の細菌は虫歯だけでなく、全身の様々な疾患と関わっていると考えられるようになりました。細菌性肺炎、糖尿病や循環器系の疾患などとの関わりが指摘され、さらに研究が進んでいます。

歯磨き以外に、うがいや歯間のお手入れがあります。歯間のお手入れは歯間ブラシやデンタルフロスなどがあり、歯と歯の隙間の汚れを歯磨きでは落としにくい汚れや食べかすを取り除くことができます。歯磨き、歯間のお手入れ、うがいの順でケアするのがおすすめです。

 

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秘訣は「ゆっくり」「よく噛んで」

 

また、食べる時に気を付けたいのがゆっくりとよく噛むこと。これにより頬や喉、顔の周りの筋肉が鍛えられたり、唾液の分泌が促進されやすくなります。筋肉が鍛えられることで滑舌改善、小顔につながる、飲み込む力(嚥下)の強化などの様々な効果に加え、唾液の分泌により口腔内の衛生状態も良好に保つことができます。

このように歯と口の健康は、全身の健康と切っても切り離せないもののようです。たかが虫歯と軽視せず、改めて歯と口の健康を見つめなおしてみてはいかがでしょうか。

Vol.009 「免疫力が低下すると大人も危険!とびひ(飛び火)」

 

つい掻こうとするその指、ちょっと待って!

 

初夏を迎え、平均気温や湿度が上がると、小児を中心に流行する病があります。とびひ(飛び火)です。

とびひは正式には伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)という皮膚の細菌感染症です。水ぶくれやかさぶたができ、火が飛ぶように広がっていくことから、この名が付いたと言われています。

とびひは皮膚にできた傷、例えば虫刺され、あせも、アトピー性皮膚炎などを掻いた傷に細菌が感染することで発症します。この細菌は通常皮膚などにもいる黄色ブドウ球菌や溶血性レンサ球菌(溶レン菌)などです。

 

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梅雨を迎える前に “清潔な体”で対策しましょう!

 

症状は主に2種類あり、一つは水ぶくれができるタイプ。これは主に黄色ブドウ球菌が原因で、夏期の子供に多く見られ、目・鼻・口の周りから広がっていきます。もう一つはかさぶたなどの症状があるタイプです。こちらは溶血性レンサ球菌が原因で、季節・年齢に関係なく、全身に発症します。

いずれの場合でも、水ぶくれやかさぶたの内容物には細菌や毒素があり、周りの部位や他の人に広がらないように気を付け、お風呂も湯船よりシャワーの方がよいでしょう。治療は抗生物質などの飲み薬と塗り薬が中心になります。時には黄色ブドウ球菌などが耐性を得て多剤耐性菌に変化することもあるので、医師の指示通りに薬の服用期間等をキチンと守ることが重要です。

また、これらは食中毒の原因菌でもあります。爪を切り、皮膚を清潔に保って、梅雨に向けた健康対策をしておきましょう。

Vol.008 「スマホがもたらす現代病」

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60歳以上の所有率も27.8%に

 

高分子もずくフコイダン「フコミン」を利用されている方の年代は比較的高く、50~70代の利用が最も多いのですが(最近は30~40代の利用も増えていますが)、それでも実感するのが、近年のスマートフォン利用の急増です。2011年頃から急激に増え始め、2015年にはシニア層(60才以上)の利用率も、27.8%になったそうです。フコイダンをご愛飲なさっているご家庭でも、家族みんながスマートフォン、という方は珍しくないのではないでしょうか。しかし、多くの方がご存じのように、便利さの反面、肩こりやドライアイ、不眠など体の不調を訴える人が増えてきており、海外では早くから社会問題化しています。近年このような症状を訴える方が急増している背景には、モバイル端末の普及、携帯性向上や使用する際の「姿勢」が関係していると思われます。

 

想像以上に負担のかかる 長時間の前かがみ

 

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スマートフォンやタブレットは、従来のパソコンよりも前傾姿勢になりやすく、どこでも使用できるため利用時間も長くなりがちで、重い頭部を支える首や背中の筋肉には想像以上に負担がかかっています。これにより引き起こされる肩こりや首の痛み、しびれなどの症状は「ストレートネック」、「iPadショルダー」などと呼ばれ、筋力の弱い女性や高齢者は特に注意が必要です。さらに、液晶画面から発せられる光には、網膜まで届きやすい特徴をもつ「ブルーライト」が多く含まれているとも言われており、疲れ目やドライアイを引き起こしたり、脳の活動に影響を与え、不眠などの睡眠障害を引き起こすと考えられています。

 

ストレッチや軽いエクササイズを大切に

 

モバイル端末は便利なだけに、ついつい長時間のめり込んでしまいがちですが、体に蓄積される疲労は少なくありません。初めは小さな痛みや違和感でも、放置すれば重大な合併症につながる時もあります。せっかくフコイダンなどのサプリメントを利用して、体の健康を考えても、スマートフォンで障害を抱えてしまっては意味がありません。既に症状があり、利用を中々自分で抑制できない方は、早めに医師に相談するのが良いでしょう。また予防・対策としては、同じ姿勢を取り続けないこと、さらに休憩や軽いエクササイズを合間に挟むことが大切です。普段から猫背にならないように気を付け、寝る前の使用も控えるなどして、できるだけ上手に携帯機器と付き合っていきましょう。

Vol.007 「関節痛をやわらげましょう」

当社フコイダン研究のテーマの一つにもなっていますが、家の上り下りが大変、ほんの少しの高低差でふらつくなど、大勢の方が悩む問題。しかも、実はこの時期こそ気を付けなければいけないことがあると、ご存じでしたか?

 

お天気や精神的ストレスが痛む原因に

 

今日の天気は大丈夫かな?と思っていると急に雨。梅雨の時期は天気が不安定になりがちです。この天気に合わせるかのように腰や関節が痛んできたこと、ありませんか?これは気温の変化や気圧の低下が関係していると言われています。何故痛みを訴える人が増えるのか、このメカニズムはまだ分かっていませんが、いくつかの推論を立てることができます。

現在考えられている説の1つが血管の縮小です。気温が急に変化すると、血管が収縮して関節周辺の血液やリンパ球の流れが悪くなり、痛みに関連する物質が溜まることで症状が悪化すると考えられています。また気圧の低下も同様に、炎症に関わるヒスタミンという物質の分泌が増加したり、体内と外気との気圧差によって痛みが生じたりすると言われています。さらに、精神的なストレスが原因の場合もあります。この時期は雨がよく降り、薄暗い日が続きます。人は暗い環境にいると心理的ストレスが増大し、痛みを感じやすくなることがあるようです。フコイダンを飲んでいるお客様からも、そのようなお声を頂いたことがありますね。

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夏の前に環境を整え、症状をできるだけ軽く

 

関節の骨と骨との間には関節軟骨、大腿骨(だいたいこつ)と脛骨(けいこつ)、さらに半月板があります。これは体重を支えたり、衝撃を和らげるクッションの役割を果たしています。加齢とともに軟骨が磨り減ると骨も変形し、炎症が生じ、腫れや痛みが生じやすく、症状が進行すれば変形性膝関節症などの病気にかかる恐れもでてきます。この病気は比較的女性に多く、特に肥満、O脚の方は注意が必要です。

この時期の対策は大きく分けて2つあります。1つは「生活の中で関節にかかる負担をできるだけ減らすこと」です。食べ過ぎによる体重の増加、サイズの合わない履物、急激な運動、これらに気を付けることで少しでも関節への負荷を軽減することができます。2つ目は「気圧や温度の変化を最小限に抑えること」です。汗をかいた衣類はすぐ替える、寝具もしっかり除湿する、浴室、脱衣所は暖めた上で入浴する、といった対策が有効です。フコイダン豊富なもずくなど、すっきりしたものを食べて体を養うのも大事ですが、夏を迎える前に少しでも過ごしやすい環境を整え、快適な生活を送りましょう。